こんにちわ!ディズニー・チャンネルのドラマがだいすきなイヴ(@DCdramaloud)です。
ディズニー・チャンネルではないけど…今繰り返し聞いているアーティストの魅力を語りたくて。
ハンター・ヘイズ(Hunter Hayes)という、アメリカのシンガーソングライターです。
現在26歳で、カントリー系の曲を多く発表しています。グラミー賞にも何度かノミネートしていて、すでに一流ミュージシャンとしての立場を確立しています。
来日経験もあり、2014年にはフジ・ロックフェスティバルにも出てるので、
20代前半の彼のことはなんとなくイメージできる、という人も多いのではないでしょうか。 (恥ずかしながら、私が彼のことを知ったのは最近のこと…)
グラミー賞で新人賞にノミネートされてから、もう5年になるわけですが…
私は20代前半のハンター・ヘイズの曲も大好きですが、20代中盤に発表した曲もかなり気に入っています。
今のハンター・ヘイズの魅力を、数年前の楽曲と今を比べてみながら語ってみたいと思います。
Contents
20代前半(2015年まで?):チャーミングなカントリーの王子様
ざっくりと言うと…
ハンター・ヘイズが20代前半に発表していた曲は、キラキラ感がすごい。
カントリーミュージシャンとしての実力はちゃんと発揮しているけれど、それ以上にアイドル要素が強い。
2013年にハンターが発表した「I Want Crazy」という曲。
タイトルを直訳すると「クレイジーになりたい」…
クレイジーになりそうなくらい、夢中な恋愛のこと。
I’m booking myself a one-way flight
(片道のフライト・チケットを予約するよ)
I gotta see the color in your eyes
(君の瞳の色を見ないと気が済まないんだ)
片道の航空券を手にし、今すぐにでも彼女に会いに行きたいという気持ちが抑えられないという歌詞から始まる曲。すでに、恋愛にたいしてのクレイジーさが全面に出てる。
おそらく離ればなれで恋愛してて、彼女がいないとどうにかなりそうってくらいの気持ち。
だから彼女にもクレイジーになって、熱烈な恋愛をしようよと提案する。
クレイジーな自覚もあるし、彼女が相手ならそれもかまわない…
カントリー調の旋律ではあるんだけど、リズムやメロディはパワフル。
20代前半のハンターだからこそ世に出せた、エネルギッシュなラブソングでした。
MVでもハンターと美女が「遠距離ツライ」と言い合って、熱烈なキスを交わし、再会を果たす…歌詞をそのままにした内容でした。
とにかく、彼がイケメンでチャーミング。かつエネルギッシュに歌い上げることのできるシンガーだからこその曲だと感じます。
サビ部分のエネルギッシュな歌い方、すごく好きなんですけど。
ハンターのイメージを変えた曲:「Invisible」
彼のアイドル的魅力をアピールする曲をいくつか発表したあと…
2014年に発表した「Invisible」という曲が話題を呼びました。
ぜんぜんキラキラしてないけど…傷つけられ、苦しむ人々にそっと寄り添うみたいなやさしさがあるこの曲に、私は救われました。
「違うことをするのを恐れずに」
「その人だけのリズムがあるのだから、ちゃんとみんなに聞こえるように響かせろ」
「くだらない揶揄なんか気にすんな、ああいうヤツらにお前のことがわかるわけない」
と、今の社会にはびこる「言葉の暴力」「態度の暴力」に苦しむ人々を勇気づけるものになってます。
MVでは、夜の街をひとりふらふらと歩き、ひとつひとつかみしめるように言葉を紡ぎ出すハンター。
人々が心無い言葉、行動、さげすむような態度を取られているシーンを交え、その人たちに語りかけるようにして歌っているのが印象的でした。
和訳入りのMVもアップロードされています。
この曲とMVに何度勇気づけられたことか…
きらきらしたカントリーの王子様というイメージを脱ぎ捨て、
ハンター・ヘイズは未来を突き進んでいくんだなあ…
20代中盤:今までとは違うハンター・ヘイズを。
ハンターは、2017年の終わりから2018年の始めにかけて、3つのMVを発表しました。
1作目は「You Should Be Loved (Feat. The Shadowboxers)」
2作目は「More」
3作目は「This Girl」
ポップできらきらした曲ではないけれど、彼の表現力の豊かさを試したような曲が勢ぞろい。
いずれも、タイプの違う「愛」を歌っています。
ひとつひとつの独立したMVではなく、「Pictures」というテーマの3部作といえば適切かな。
特徴的なのが、3つともドラマ仕立てだということ。
一人の女性を主人公に、愛のストーリーが展開していくのです。ハンターが歌っているシーンに、ちょくちょくセリフを言うシーンが混ざります。
3つを順番に見ていくと、ひとつのストーリーにつながるのも魅力です。
彼のMVとしてではなく、ひとつのストーリーフィルムとして見てもかなり見ごたえのある作品でした。真実の愛、か。
「Rescue」にインスパイアを受けて…
ちなみにハンター・ヘイズのMV3部作は、2017年の6月に発表したMV「Rescue」にインスパイアを受けたものだと説明書きがありました。
いったいどういうことなのか?というと、「Rescue」のMVに登場する3つのキャンバス・ペイントにインスパイアを受けたとのこと。
実際に登場する3枚のアートは、いずれも2人が抱き合ったり寄り添ったりするもので。
ハンターの演奏するバックで、アーティストがその場で描いている様子もわかります。
どういった経緯でこのMVにこの3枚の絵がセレクトされたのかは分からないけど…
ダイナミックで本能赴くままに描いたような、生命力あふれるアート。
この作品たちからいろいろ想像して、ハンターが「愛」にまつわる曲を作ったのなら…すごく素敵だなあと感じました。
私は特に「This Girl」が好きです。真実の愛に気づいた女子…
ライブバージョンが特に好きです。ロックなアレンジが渋く決まるとは…
ハンター・ヘイズはどこへ向かうのか?
これはあくまでも、私の推測でしかないのですが…
「カントリー・ミュージック」という軸はぶらさずに、これからも音楽を続けていくんだろうなと思います。自分がアコースティックギターを持って、自分の言葉を紡いでいくのだろうな、と。
そのうえで、多少の音楽テイストの路線変更は考えられると思います。
もっとロック要素の強い曲、バンドありきの曲も増えていきそう。
エネルギーに満ちた熱い恋愛の曲よりも、今までのキャリアがあるから歌えること、もっと深みのある音楽を提供していくのではないのでしょうか。
パワフルさだけではない、情感にあふれる曲。
「Pictures」3部作を見て、ハンターはもうキラキラしたカントリーの王子様というイメージを脱却しつつあるのだな、と感じています。
キラキラした曲を歌っていたときのハンターもよかったけれど、今求めたいのは…エッジのきいたカントリー・ミュージック。
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何かに傷つけられたとき、私がいつも聞いている「Invisible」という曲は、
ハンターが2014年に出した「ストーリーライン」というアルバムに入っています。
このアルバムも良曲揃い。アルバム名のついた「ストーリーライン」という曲もお気に入りです。
一度彼のライブを見てみたいけれど、しばらく日本での音沙汰がないようなので…
「Pictures」3部作をひっさげたジャパン・ツアー、期待しておく…(笑)
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