今回は、Jukebox the Ghostの「Everybody’s Lonely」を和訳してみました。
2018年のアルバム「Off To The Races」に収録されています。
メンバーのベンと、彼の祖母との会話から生まれた曲とのこと。
Jukebox the Ghost「Everybody’s Lonely」和訳
Dragged into another heartbreak
あの失恋に引きずりこまれ
Like a moth into a flame
まるで火に入る夏の虫だな
Are we programmed for broken romance?
僕らは壊れたロマンスのために計画されていたの?
Everything just sounds the same
全部おんなじように聞こえるよ
Why’s every song about love or drinking too much?
なぜ、この世の曲はすべて愛か飲み過ぎたときのことを歌ってるの?
Yeah, maybe that’s because everybody’s lonely
ああ、たぶんそれはみんな孤独を抱えているからさ
On your radio, there’s another song that goes
キミのラジオじゃ、ほかの曲が流れてる
“Babe, I’ll never let you go”
「ねえ、私はあなたのことを決して離さないだろう」
Everybody’s lonely, everybody’s lonely
みんな孤独なんだ、孤独なんだよ
Digging through another playlist
他のプレイリストを掘り下げる
Searching for a piece of art
芸術作品をもっと検索するために
A Jackson Pollock, some piece of gossip
有名な画家のジャクソン・ポロックとか、ゴシップのかけらを
Why can’t we tell them all apart?
なぜ僕らはそれぞれを区別して考えられないんだろう?
Why’s every song about love or drinking too much?
なぜ、この世の曲はすべて愛か飲み過ぎたときのことを歌ってるの?
Yeah, maybe that’s because everybody’s lonely
ああ、たぶんそれはみんな孤独を抱えているからさ
On your radio, there’s another song that goes
キミのラジオじゃ、ほかの曲が流れてる
“Babe, I’ll never let you go”
「ねえ、私はあなたのことを決して離さないだろう」
Everybody’s lonely, everybody’s lonely
みんな孤独なんだ、孤独なんだよ
Everybody’s lonely
みんな孤独を抱えている
Everybody’s lonely
そう、孤独なのさ
Everybody, everybody’s lonely
みんな、誰だって、孤独なんだ
Why’s every song about love or drinking too much?
なぜ、この世の曲はすべて愛か飲み過ぎたときのことを歌ってるの?
Yeah, maybe that’s because everybody’s lonely(Yeah)
ああ、たぶんそれはみんな孤独を抱えているからさ
On your radio, there’s another song that goes
キミのラジオじゃ、ほかの曲が流れてる
“Babe, I’ll never let you go”
「ねえ、私はあなたのことを決して離さないだろう」
Everybody’s lonely, everybody’s lonely
みんな孤独なんだ、孤独なんだよ
Oh, everybody’s lonely
ああ、みんな孤独さ
Everybody’s lonely
誰だって孤独を抱えている
Woo, everybody lonely, yeah
そうだ、みんなひとりぼっちさ、そう
Everybody’s lonely, everybody’s lonely
みんなひとりだ、孤独なんだ
「Everybody’s Lonely」和訳メモ
Dragged into:~に引きずりこまれる、引き込む
moth into a flame:火に入る夏の虫
Jackson Pollock:アメリカの現代アーティスト。筆についた絵の具をスクラッチするように描いた作品が有名。当時はとてもカオスな作風で話題をさらった。
Digging through:掘り下げる、掘り抜く
メンバーのベン・ソーンウィルが、彼のおばあちゃんとの会話で生まれた曲なんだって。
彼のおばあちゃんは第二次世界大戦中にアメリカで育ち、その当時はまだちいさな女の子だった。
おばあちゃんがどんな曲を聞きながら育ったかを聞いているうちに、さらにひいおばあちゃんの話になって…
当時おばあちゃんはお母さんであるひいおばあちゃんに「なんで、どの曲もみんな愛に関することなの?」と訪ねたんだって。すると「みんな、寂しいからよ」と答えたんだって。
当時は戦時中。男の人(おばあちゃんのパパ―ひいおじいちゃんも含む)はみんな戦争にかり出され、街はとても静かだったそう。
街に残された人々も、戦争に行った男の人たちも、みな寂しい思いをしていたんだろうな。
本来必要なはずの愛はぜんぜん足りてなくて、だから愛を歌っていたんだと。
戦争のない時代や国で暮らしていてもそう。ラジオから流れるのは、みな愛を歌った曲だと。
たしかに、同感です。愛を歌いながらも、孤独はぬぐいきれないような気がする…
テントの中で披露したアコースティックバージョン。
こちらのほうが孤独をかみしめているような、ピアノの旋律がすっと入ってくる気がする。

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